
簿記は数字をあつかうし、文系の人でも大丈夫かなぁ。
勉強のコツがあれば知りたいな。
簿記試験を受験するときに、「文系と理系ではどちらが有利なのか?」という疑問を抱く人はおおいとおもいます。
文系の方は会計理論や文章の理解につよく、理系の方は数字や計算にすぐれています。
文系、理系の特徴を理解したうえで、じぶんに合った学習方法を見つけると学習がスムーズになります。
そこで、この記事では文系・理系の特徴を比較、解説し、それぞれに合った勉強方法を紹介します。
- 簿記に必要なスキル
- 簿記試験における文系、理系の利点
- 文系、理系のそれぞれの簿記勉強方法
- おすすめの簿記通信講座
- おすすめのYouTube簿記講座
簿記に必要なスキルとは?
簿記試験に合格するために必要なスキルには、計算力、理解力、論理的思考力の3つがあげられます。
これらは、文系・理系関係なく、バランスよく身につけることが重要です。
計算力
簿記試験では、仕訳や試算表、財務諸表の作成が出題されます。
とくに簿記3級や2級では、基本的な会計処理を数値であらわす力が必要です。



計算の正確さがもとめられるため、くり返し問題集を解くなどのアウトプットで計算力をきたえるようにしましょう。
理解力
簿記は単なる計算だけではなく、会計の原則や財務諸表の仕組みを理解する力も必要です。
理論部分をしっかりと把握し、実務的にどう適用されるかを理解することで、より深い知識が身につきます。
論理的思考力
複雑な取引を正確に仕訳し、財務諸表に反映させるためには、論理的な思考が必要です。
取引がどのように財務諸表に影響するかを考えながらすすめることで、ミスなく仕訳を行うことができます。
簿記試験における文系の利点
文系の人が簿記の試験にどう有利が解説します。
理論の理解がしやすい
文系の人は、文章を読んで内容を理解するのが得意です。
簿記では、会計のルールやお金の流れの仕組みなど、たくさんの理論的な知識が必要ですが、文系の人はこれをスムーズに覚えることができます。



とくに、簿記2級やもっとむずかしい試験になると、理論問題がおおく出るので、文系の強みがとても役に立ちます。
文書を通じた情報処理能力
文系の人は、問題やテキストを読んだときに、頭の中でうまく整理しながら理解する力があります。
これが問題を解くときにたいへん役に立ちます。
しかし、計算問題には少し苦手意識があるかもしれません。



簿記では試算表や仕訳の計算がたくさん出てくるので、問題集を解くことで計算に慣れるようにしましょう。
簿記試験における理系の利点
次に理系の人が簿記の試験にどう有利が解説します。
計算力が高い
理系の人は、数学的な考え方や数字をあつかう力にすぐれています。
簿記試験では、たくさんの計算が必要になるので、理系の人の計算力がとても役に立ちます。
特に、仕訳や試算表をつくったり、貸借対照表や損益計算書をつくるときには、はやくて正確な計算が求められるので、理系の強みがいかされます。



ただ、理系の人の中には、会計のルールや規則をおぼえるのが苦手な人もいます。
簿記2級以上になると理論問題が増えるので、理論をしっかり理解して覚えることが大切です。
論理的思考が得意
理系の人は、複雑な問題を論理的に分析し、解決策を見つけ出す力にすぐれています。
この力は、特に簿記のような複雑なルールや数値の組み合わせがおおい試験において有利です。
文系におすすめの勉強方法
文系の人にとって、簿記試験を突破するための勉強方法は、理論のつよみをいかしながら計算問題を克服することがポイントです。
理論を徹底的に理解する
文系の人は、会計の理論をしっかりと理解することが得意です。
とくに簿記2級以上では、会計のルールや財務諸表の解釈が重要になるため、理論部分の理解を徹底しましょう。



テキストをくり返し読み、会計の基本的な考え方を頭に叩き込むことが合格への近道です。
計算問題を反復練習する
計算に苦手意識を持っている文系の人は、問題集をくり返し解くことで計算力が身につきます。
最初はむずかしく感じるかもしれませんが、実際に手を動かして解くことで、少しずつ慣れていくことができます。
とくに、仕訳問題や試算表の作成は、問題集をくり返し解くことで慣れていきます。
おすすめの簿記3級、2級の問題集


視覚的な学習を活用する
文系の人は、視覚的に理解することで学習効果が高まる傾向があります。
図や表を使って学習したり、テキストの内容をまとめてノートに整理したりすると、より深く理解できるでしょう。
通信講座やYouTubeなど、視覚的に学べるコンテンツ講義動画も活用してみましょう。
理系におすすめの勉強方法
理系の人にとって、簿記試験をクリアするための勉強方法は、計算力を活かしながら理論部分を強化することが重要です。
計算問題を武器にする
理系の人は、計算問題を得意としています。
簿記試験でも、仕訳や試算表、財務諸表の作成において計算力を最大限にいかしましょう。



とくに、仕訳問題では素早く正確な計算が求められるため、ミスをしないようにくり返しアウトプットをするようにしましょう。
理論をしっかりと学習する
計算問題が得意な理系の人でも、会計理論や財務諸表の解釈に苦手意識を持つことがおおいです。
理論をしっかりと学習するためには、テキストや問題集を繰り返し読み込み、頭に入れておくことが大切です。
とくに簿記2級以上では、理論問題がふえるため、理解を深めておく必要があります。
効率的な学習ツールを活用する
理系の人は、スマホやタブレットを使った効率的な学習方法が得意な傾向があります。
スタディング(簿記)



視覚的に学習できる講座や、計算力を強化できるアプリなどを活用してみましょう。
おすすめの通信講座
簿記試験に向けて、効率よく学習を進めたい方には、通信講座をおすすめします。
通信講座には独学で学ぶよりもわからないことがあったときに質問することができるので、サポート体制が万全です。
また、教育給付金をつかって安く学ぶことができる通信講座もあるので利用してみるのもよいです。
ここでは、おすすめの通信講座を2つご紹介します。
クレアール
クレアールは、簿記の基礎から応用までをカバーする充実した教材と講義が特徴です。
理論の解説が分かりやすく、文系の人にもおすすめです。
また、効率的な学習計画が組まれており、短期間で合格を目指すことができます。
特徴 | 詳細 |
非常識合格法 | 合格に必要な範囲だけを徹底的に学習 |
Vラーニングシステム (映像専用学習システム) | 短時間(30分〜40分)で効率的に学べる講義動画が充実 |
講義種類 | ・映像配信 ・講義音声(MP3ファイルダウンロード可) ・講義資料(ダウンロード可) |
質問サポート | 専任講師に質問できるサポート体制が整っているので、独学の不安を解消できる |
試験対策 | 試験直前の対策講座や模試で対策 |
マルチデバイス対応 | Windows、Mac、スマホ、タブレット対応 |
クレアールが気になる人は無料で資料請求ができるのでしてみることをおすすめします。


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スタディング
スタディング(簿記)
通勤や休憩時間に手軽に勉強でき、理系・文系問わず多くの受験生に支持されています。
特徴 | 詳細 |
講義種類 | ・基本講座(動画・音声)24回 合計約12.5時間 ・スマート問題集(オンライン問題)各回5問×24回=合計120問 ・仕訳トレーニング(オンライン問題)各回15問×4回=合計60問 |
質問サポート | 学習Q&Aサービス(チケット制) 別売りのチケットを購入で質問ができる |
試験対策 | ・解答力UP講義(PDF/オンライン問題)2回 解法講義つき ・実戦力UPテスト(PDF/オンライン問題)3回 解法講義つき ・検定対策模試(PDF/オンライン問題)3回 解法講義付き |
マルチデバイス対応 | Windows、Mac、スマホ、タブレット対応 |
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おすすめのYouTube講座
予算の都合で通信講座を利用できない人には、YouTubeを活用した学習がおすすめです。
ここでは、無料で簿記を学べるYouTube講座をいくつかご紹介します。
【簿記系YouTuber?】ふくしままさゆき
【簿記系YouTuber?】ふくしままさゆきでは、簿記3級や2級の講義が無料で視聴ができます。
たいへん分かりやすい解説で、とくに文系の人にとって理論を理解するのに役立つでしょう。
ふくしままさゆきさんのYouTube講義動画と内容がリンクされている書籍(テキスト)があるとより勉強がスムーズです。




パブロフ簿記
パブロフ簿記は、簿記の基礎から応用までを学べるYouTubeチャンネルです。
「パブロフ流でみんな合格シリーズ」のテキストの内容を解説したYouTubeの解説動画を見ることで、より理解を深めることができます。
問題の解き方、ネット試験対策もされているのでネット試験で受験を考えている人にはおすすめの動画です。


まとめ
文系と理系の人は、それぞれの得意なことをいかして簿記試験にいどむようにしましょう。
文系・理系の人へおすすめの勉強ポイント
- 文系の方は理論の理解を深め、計算力を鍛えることが大切
- 理系の方は計算力を活かしつつ、理論部分の学習をしっかりと行う
また、通信講座やYouTube講座を利用することで、効率よく勉強することができます。
文系・理系の人へおすすめの通信講座
- クレアール:コスパ、効率よく簿記の勉強ができる
- スタディング(簿記)
:スキマ時間の勉強がしやすい
文系・理系の人へおすすめのYouTube講座
自分の得意なところを活かして、苦手なところは対策をしながら学習すれば、文系でも理系でも簿記試験に合格できるでしょう。



それぞれの特徴を理解し、つよみをいかした勉強方法を取り入れることが簿記試験の合格への鍵となります。
自分に合った方法で簿記試験合格を目指しましょう!