簿記3級を取る意味ってあるの?
取ってからのメリットはある?
就職や転職、キャリアアップを考える際に、一度は目にすることがあるのが「簿記3級」という資格です。
しかし、簿記3級を取得しても意味があるのか疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。
実は、簿記3級はさまざまな場面で役立つ、とても実用的な資格です。
簿記3級は経理や会計の知識を基本から学べるだけでなく、ビジネスシーンや個人の生活でも応用できるスキルが身に付きます。
この記事では、簿記3級の具体的なメリットや、どのような場面で活かせるのかを紹介し、簿記3級を取得する意味を解説します。
- 簿記3級取得のメリット
- 簿記3級取得後に実生活で役立つこと
- 簿記3級取得後のステップアップ
- 簿記3級の知識が役立つ仕事
簿記3級取得のメリット
簿記3級を取得してからのメリットがいくつかあるので紹介します。
就職・転職に役立つ
まず、簿記3級は履歴書に書くことができる資格なので就職や転職活動に役立ちます。
特に経理や事務職を目指す方にとっては、簿記3級の資格は評価されやすいです。
簿記3級を持っていることで、これらの基本的な知識を持っているとアピールができます。
経理や事務職に限らず、営業職や企画職など他の職種でも、簿記の知識は役に立ちます。
たとえば、営業成績やコスト管理、予算計画などにおいて、数字に強い人材は信頼されやすいです。
簿記3級を取得していることが、自身のスキルをアピールする材料になるでしょう。
ビジネスパーソンとしてのスキル向上
簿記3級を取得することで、会社の決算書や財務諸表を理解するスキルが身につきます。
これにより、自分の業務だけでなく、会社全体の経営状況や財務状況を見る力がつきます。
たとえば、営業担当者が月次報告書を読む際、売上だけでなく、コストや利益率の変動も理解できるようになります。
こうした知識は、日々の業務の効率化や成果の向上につながるでしょう。
ビジネスパーソンとして、より信頼される存在になれるでしょう。
副業や起業にも役立つ
近ごろでは副業や起業を始める人がふえています。
自分で事業を始める際、必ず必要になるのが会計の知識です。
簿記3級を取得しておくと、事業に関する経費の管理や売上の計算ができるようになり、税務申告や資金繰りの面でも大きな助けになります。
たとえば、フリーランスの仕事をしている場合、クライアントからの支払いと自分の支出を管理し、利益を正確に把握することが重要です。
簿記3級の知識を使えば、正確に記帳し、税務処理や決算書の作成まで対応できるようになります。
起業を考えている人にとって、簿記3級のスキルは強力な武器になります。
簿記3級取得後に実生活で役立つこと
簿記3級は実生活にもおおいに役立つことがあるので、具体的に紹介します。
家計管理に活かせる
簿記の知識は、ビジネスだけでなく実生活でも役立ちます。
たとえば、家計管理に簿記を応用することができます。
収入と支出をしっかりと記録し、家計簿をつけることで、ムダづかいを減らし、貯金や投資に回せるお金をふやすこともできます。
簿記の基本的なルールを使って、生活費や教育費などの費用をカテゴリごとに分けて管理することで、支出を把握しやすくなります。
また、毎月の支出の傾向を分析し、長期的な目標に向けた資金計画を立てることも可能です。
税金の知識が身につく
簿記3級を学ぶことで、税金に関する基礎的な知識も得られます。
確定申告の際、必要な書類の記入や、控除の計算などに簿記のスキルが役立ちます。
また、自営業や副業をしている人にとって、簿記の知識は税務処理を正確に行うためにかかせません。
たとえば、青色申告を行う場合、複式簿記による記帳が必要です。
簿記3級で学ぶ内容を実務に活かすことができます。
簿記3級取得後のステップアップ
簿記2級・1級の取得への道
簿記3級を取得した後は、さらに上級の簿記2級や1級の取得を目指すことができます。
簿記2級では、より実践的な決算処理や企業経営に関する知識を学べ、簿記1級では企業の経営分析や財務管理の深い理解が求められます。
簿記2級は、転職や就職においてたいへん有利になる資格です。
特に経理や財務の分野では、2級以上を求められることが多く、2級を持っていると即戦力として評価される傾向があります。
また、事務職でも簿記2級の取得者は業務に必要な会計知識があると見なされ、採用の際に優遇されることが多いです。
簿記1級は、さらに専門性が高く、管理職や経営に関わるポジションを目指す際にたいへん有利です。
1級取得者は、公認会計士や税理士などの上級資格への道も開かれており、さらなるキャリアアップを目指す人にとって大きなステップとなります。
簿記3級は、その基礎を固めるための第一歩であり、2級・1級への挑戦に向けてのスタートラインになります。
ほかの資格に挑戦する
簿記3級を取得した後、ほかの関連資格にも挑戦しやすくなります。
たとえば、ファイナンシャルプランナー(FP)は、家計や資産運用に関するアドバイスを行うための資格で、簿記と同様にお金に関する知識が求められます。
簿記3級で学んだ基礎知識は、FP試験でも役立つます。
また、中小企業診断士や経営コンサルタントといった資格も、簿記の知識が必要になる場面が多いです。
簿記3級の知識をもとに、他の分野に挑戦することで、より幅広いキャリアを築くことができますよ。
簿記3級の知識が役立つ仕事
簿記3級の知識は、経理や会計だけに限らず、さまざまな職種で役立ちます。
実際、簿記の知識を持つことで、業務効率が向上し、職場での評価が上がることも少なくありません。
ここでは、簿記3級の知識が特に活かされる仕事をいくつか紹介します。
経理・財務職
経理職や財務職は、簿記3級が最も役立つ職種のひとつです。
日々の取引記録や決算業務、帳簿の管理など、簿記の基本的な知識が欠かせません。
簿記3級では、取引の仕訳や貸借対照表、損益計算書の作成方法を学ぶため、業務に直結します。
財務職でも、会社の資金管理や予算計画を行う際に簿記の知識が求められます。
財務データを分析して経営に役立てるため、簿記3級で学んだ基礎を活かすことができます。
事務職
一般事務や営業事務の仕事でも、簿記の知識は重宝されます。
たとえば、経費精算や請求書の処理など、日々の業務でお金の動きを扱うことが多い場合、簿記の知識があるとスムーズに対応できます。
営業職
営業職も、簿記の知識が意外と役立つ仕事です。
たとえば、自分が担当している顧客の売上や利益を分析する際、簿記のスキルを使って数字の裏側を理解できます。
また、コスト管理や利益率の把握も容易になり、経営視点での提案が可能になります。
さらに、営業成績の報告書や予算計画を立てる際にも簿記の知識は有効です。
小売業・サービス業
小売業やサービス業では、店舗の売上管理やコスト削減が重要です。
簿記3級を持っていると、毎日の売上記録を正確に管理し、支出とのバランスを取りながら利益を最大化するための施策を立てやすくなります。
たとえば、店舗の売上を記帳し、月ごとに経費や利益を分析することで、どの時期に売上が伸びているか、またはどのような商品が利益率が高いかを把握できます。
このようなデータに基づいた経営判断は、店舗運営の成功に欠かせません。
フリーランス・自営業
フリーランスや自営業を行っている人にとって、簿記3級はたいへん役に立ちます。
自身の収入や支出を正確に記帳し、確定申告や税務処理を行う際に使います。
特に、青色申告を行う場合には複式簿記が必要となるため、簿記3級の知識がそのまま活用できます。
また、経費の管理や売上の分析ができるようになるため、事業の健全な運営に役立ちます。
事業が成長すれば、従業員を雇ったり、さらに大きなプロジェクトに挑戦したりする際にも、簿記のスキルが重要になってくるでしょう。
まとめ
簿記3級の資格は、就職や転職に有利なだけでなく、仕事で効率的に業務を進める力を身につけることができます。
経理や営業、事務職など、幅広い職種で役立つスキルです。
さらに、家計管理や税金の知識も身につくため、実生活にも大いに役立ちます。
また、簿記3級は副業や起業を目指す方にとっても非常に実用的な資格です。
基礎的な会計知識を学ぶことで、事業運営や税務処理がスムーズに行えるようになります。
- 就職・転職に役立つ
- ビジネスパーソンとしてのスキル向上
- 副業や起業にも役立つ
- 家計管理に活かせる
- 税金の知識が身につく
手軽に勉強を始めることができ、学んだことが実際に仕事や生活で活かせる簿記3級は、キャリアアップや自己成長を目指す方にとって価値ある選択です。
ぜひ簿記3級の取得に挑戦してみてくださいね。
\ 無料で講義体験もできる/