FP3級「日本FP協会」と「きんざい」実技試験はどう違う？違いを徹底解説

FP3級の「日本FP協会」と「きんざい」がそれぞれ実施する実技試験は、内容が違います。

この記事では3種類ある実技試験がどう違うのか日本FP協会ときんざいの実技試験の特徴、違い、選び方を徹底解説します。

「日本FP協会」の実技試験

日本FP協会実技試験の内容、出題形式、合格基準を解説します。

内容

「日本FP協会」の試験は資産設計提案業務で、ライフプランニングや資産運用、保険プラン、税金、相続など、幅広いファイナンシャルプランニング能力をテストします。

お金と暮らしのついての幅広い知識が問われる問題が中心になり、金融資産、不動産、贈与・相続、ライフプランニング、年金、税金などが出題範囲です。

出題形式

CBT事例形式で試験時間は60分になります。

出題形式や合格基準に変更はありませんが、受検者毎に試験問題は違います。また、テストセ ンターの PC にて解答していただく形式となります。

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出題される問題は受検者ごとに違うように変わりました。

合格基準

100点満点で60点以上で合格です。

合格のボーダーラインは6割となっています。

「きんざい」の実技試験

きんざい実技試験の内容、出題形式、合格基準を解説します。

内容

一方、「きんざい」の試験は、「個人資産相談業務」と「保険資産相談業務」の2種類あります。

それぞれの特徴は以下になります。

個人資産相談業務は、FP日本協会の資産設計提案業務とほぼ同じ試験範囲になり、お金と暮らしのついての幅広い知識が問われる問題が中心になります。

金融資産、不動産、贈与・相続、ライフプランニング、年金、税金などが出題範囲です。

保険資産相談業務は、保険内容に特化した試験内容になります。

どちらの実技試験を選べば良いのかわからないという場合は、保険会社に勤務されているなど保険に関する相談に応じることが多い方は、保険顧客資産相談業務を選択。それ以外の方は、個人資産相談業務を選択するのがよいでしょう。

出題形式

CBT事例形式で5題出題、試験時間は60分になります。

出題レベルは紙試験と変わりません。

きんざいも日本FP協会同様に出題される問題は受検者ごとに違うように変わりました。

合格基準

50点満点で30点以上で合格です。

合格のボーダーラインは6割となっています。

実技試験の合格率

日本FP協会、きんざいの実技試験の過去10回分の合格率を比較してみます。

実技試験 合格率	日本FP協会 （資産設計提案業務）	きんざい （個人資産相談業務）	きんざい （保険資産相談業務）
2023年9月	77.67%	62.29%	55.30%
2023年5月	86.83%	61.58％	58.91％
2023年1月	88.34%	67.56%	40.05%
2022年9月	84.44%	58.23%	43.28%
2022年5月	90.33%	62.24％	45.64％
2022年1月	90.75%	53.14%	39.53%
2021年9月	80.50%	43.25%	48.68%
2021年5月	76.65%	59.63％	47.76％
2021年1月	86.53%	58.63%	56.01%
2020年9月	88.04%	35.28％	56.20％

実技試験の試験対策

実技試験はCBT試験でPCで解答するので、学科と同じ勉強方法で良いです。

CBT試験対策をしているテキスト、問題集もあり、以下はCBT試験対策をしている一部になります。

テキスト、問題集のみは不安という方はクレアール、ユーキャン、スタディングなどの通信講座もあるので気になる方は無料で資料請求や講義を試しに受けてみて検討するのをおすすめします。

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まとめ

FP3級の実技試験は「日本FP協会」1種類、「きんざい」2種類になります。

金融資産、不動産、贈与・相続、ライフプランニング、年金、税金などが出題範囲

金融資産、不動産、贈与・相続、ライフプランニング、年金、税金などが出題範囲

保険内容に特化した試験内容

受検は自身の能力や目標に合わせて、試験を選択することが重要です。

CBT試験対策にも慣れるためにも対策しているテキスト、問題集を選ぶことで効率よく勉強ができます。