本が増えすぎて収納スペースが足りない…どうしよう
ミニマリストにあこがれるけれど、本が好きでどんどん増えてしまう。
気づけば本棚には本がいっぱいで、机の上や部屋の隅にまで本があふれている…。
こんなお悩みを抱えていませんか?
本を処分するのは心が痛むけれど、収納にも限界がありますよね。
その悩みを解決できる方法は「本の電子化」です。
紙の本は収納場所も考えなくてはいけませんが、電子化をした書籍なら収納に困ることはありません。
しかし、じぶんで本を電子化するのはスキャンを持っていても時間がかかってしまいそうでたいへんです。
そこで紙の本を電子化してくれるサービスを利用することをおすすめします。
いくつかそういったサービスがありますが、わたしが利用してみて申込方法もかんたん、スムーズだったスキャンピーをこの記事では紹介します。
実際に紙の本を電子化するために利用したスキャンピーの特徴、申し込み手順、メリット、デメリットをくわしく解説します。
すっきりとした部屋にしたい人、紙の本を電子化したい人はぜひ参考にしてみてください。
- 紙の本の収納に困っている人
- 電子書籍に興味がある人
- スマホやタブレットで読書をたのしみたい人
- ミニマリストにあこがれている人
スキャンピーの特徴
本や資料を電子化するとき、仕上がりや電子化した本がじぶんの持っているデバイスで読めるのか、スキャンにかかる費用が選ぶポイントになるでしょう。
ここでは気になるスキャンピーの特徴を4つのポイントにわけてくわしくみていきます。
高品質なスキャン技術
スキャンピーは最新のスキャニング機器を使用し、文字や画像の細部までくっきりとデータ化します。
Canonの高性能スキャンを使用しているため、高画質の仕上がりになります。
さらに、スキャンピーのデータはオンラインサーバーからのダウンロード、またはDVD-RやUSBメモリの用途に応じた形式で納品されます。
実際に利用してみて仕上がりは以下の画像のように文字もくっきりとしていて、たいへん満足でした。
文字のゆがみなど、多少あるのかと心配でしたが、まったく気になりませんでした。
気になったのは色味が若干、実際よりも濃くなっているのと、紙が薄い雑誌の場合、裏面の文字や絵が透けて見えていました。
普通の厚さの本、雑誌は裏ページが透けていなかったので、紙自体が薄い本や雑誌をスキャンしたい場合は注意が必要です。
スキャン対応可能なもの
スキャンピーのもう一つの魅力は、スキャン対応可能のものが多いことです。
文庫本や単行本だけでなく、雑誌や漫画、さらには専門書まで幅広く対応しています。
- お手持ちの紙の本
- オンライン書店(Amazonなど)で購入される本
- 書類、名刺、ハガキ
本だけでなく、書類や名刺も電子化できるのはペーパーレス化を進めたい企業にも良さそうですね。
スキャン対応不可のもの
書籍、資料すべてスキャンできるわけではなく、対応していないものもあるので、かならず事前に確認するようにしましょう。
下記の書籍類に関しましても
作業対象外となります。(1)コミック雑誌・文芸誌 (著者判断が困難なため)
スキャン対応不可
(2)極端に紙質の薄い辞書・聖書・六法全書・タウンページ・新聞紙など
(3)極端に紙質の厚い絵本、アルバム、写真集など
(4)A3サイズよりも大きな本
(5)戦前の本や濡れや破れなど損傷が著しく激しい本
(6)裁断済みの本
(7)市販の書籍のコピー、再製本
(8)図書館所蔵の書籍
(9)著作権者様の許諾を得られていない書籍
その他スキャン対応不可の著作者もあるので、スキャンピーサイトのスキャン対応不可の著作者様一覧(最新)からもチェックをするようにしましょう。
オプションサービス
スキャンピーには人気のオプションサービスもあります。
バリューパックコースを利用すれば、一律料金で便利な機能をつけることができます。
OCR機能 | 書籍内の文字を検索出来るようになります。 横断検索も行えるので、大量の書籍から探したい単語を一瞬で見つけることができます。 参考書やビジネス書の管理に便利です。 |
カラー選択 | 表紙カバーから表紙(厚紙部分)、本文、裏表紙カバーまで全ページフルカラーでスキャンするオプションです。 カラーでスキャンすることで、イラスト集などの鮮やかさをそのまま再現ができます。 |
スキャンピーのメリット
ここでは、スキャンピーを利用する主なメリットを詳しく解説します。
部屋のスペースができる・本の劣化がない
本棚にぎっしり詰まった本、片付けても増えてしまう紙資料……。
これらを電子化することで、部屋にスペースができるなど以下のメリットがあります。
- 引っ越し時の負担軽減
- 収納スペースをほかの用途に有効活用できる
- 湿気や紫外線での劣化の心配が不要
どこでも読める
スキャンピーで電子化したデータは、スマホやタブレット、電子書籍リーダーに保存できます。
そのため、いつでもどこでも好きな本を読むことができます。
- 外出先での読書が快適
- 複数のデバイスで同期可能
必要な情報をすぐ検索できる
電子化されたデータにOCR(光学文字認識)機能をオプションに入れることで、紙の本では不可能だった効率的な検索が可能になります。
必要な情報を瞬時に検索 | OCR処理をしたデータはキーワード検索が可能です。 たとえば、参考書やビジネス書で特定のフレーズやキーワードを探す際に、電子データであればわずか数秒で目的の情報にたどり着けます。 これにより、学習や仕事の効率が大幅に向上します。 |
複数冊を横断的に検索 | 電子化された本が何冊あっても、まとめてキーワード検索を実行できます。 これにより、テーマ別に情報を整理したり、資料を効率的に比較したりすることが簡単です。 |
スキャンピーのデメリット
スキャンピーを利用する前にリスクや欠点を理解しておくことも大切です。
ここではスキャンピーのデメリットをくわしく解説します。
電子化を依頼した本は返却されない
スキャンピーのスキャン作業のは本を裁断してスキャンをするため、裁断後の本は返却されません。
裁断済みの本の返却は行っていますか?
著作者様並びに出版社様との規約により、作業後の本は溶解処分が義務付けられております。作業後の裁断された市販書籍は全て、東京本店は東日紙商(株)、大阪店は(株)リサイクル紙考によりリサイクルされ、再生紙として生まれ変わります。
サービス内容について(本の電子化)
そのことを理解した上で、申し込みをするようにしましょう。
書籍の発送のコストがかかる
スキャンピーを利用するときに本をスキャンピーに発送します。
発送費用は発払いになるので、とくに大量の本を電子化したい場合、コストがかかってしまいます。
しかし、店舗への持ち込みや無料集荷サービスを利用すれば送料はかかりません。
店舗持ち込み
スキャンピーの東京本店もしくは大阪店に直接本を持ち込むことで、送料がかかりません。
店舗への持ち込みには以下のメリットがあります。
気になる方はお電話やお問い合わせフォームから問い合わせをしてみましょう。
無料集荷サービス
100冊以上スキャンをしたい場合(100冊に満たない場合は有料で集荷可能)は無料で集荷をしてくれるサービスがあります。
集荷は首都圏、京阪神とエリアが決まっていますが、自宅まで電子化に詳しい担当者が本を受け取りに来てくれます。
無料集荷の納品までの流れは以下になりますので、気になる方はサービスを検討してみましょう。
料金プラン
この記事ではわたしが利用した紙の本を電子化した料金システムを解説します。
書類、名刺、ハガキのスキャン料金はスキャンピー公式サイトでご確認ください。
料金オプション
基本料金はページ数によって金額が変わります。
プラン | ページ数 | 料金(税抜) |
基本料金 | 1〜300ページ | 80円/冊 |
301ページ〜無制限 | 160円/冊 |
バリューパック
10冊以上スキャンしたい人には人気のオプションが付いたバリューパックをおすすめします。
プラン | ページ数 | 料金(税抜) |
バリューパック (10冊から受付) | 無制限 | 210円/冊 |
わたしも10冊以上スキャンを注文したので、オプションをひとつひとつ付けるよりもお得なバリューパックを選びました。
バリューパックには検索がしやすくなるOCR処理がついているので、調べものをよくする人にはかなり使える機能ですよ。
カラーオプション
基本料金ではグレースキャンになるのでカラーにしたい場合は、オプションでカラーを選択します。
オプション料金はページ数に関係なく一律です。
プラン | 料金(税抜) | 詳細 |
表紙のみカラースキャン | 50円/冊 | ページに沿ったカラー設定で発色。黄ばみ、色ムラなし 表紙カバー:カラー 本文と裏表紙カバー:グレー |
フルカラースキャン (全ページ) | 50円/冊 | iPad等のカラー液晶端末でカラー写真、イラストメインの本をにオススメ 表紙カバー:カラー 本文と裏表紙カバー:カラー |
おまかせ便 | 50円/冊 | 一冊ごとに目視で適切なカラーオプションを判断してスキャン ・おまかせ ・色ムラなし |
パーフェクトスキャン | 100円/冊 | ページ毎に最適なカラー設定でスキャン 表紙カバー・背:カラー カバー袖:カラー 本文と裏表紙カバー:カラー |
その他オプション
利用者のニーズに応じた便利なオプションも用意されています。
オプションを活用することで、さらに快適に読書ができます。
それぞれのオプションについて詳しく見ていきましょう。
プラン | 料金(税抜) | 詳細 |
OCR処理 | 80円/冊 | 書籍内の文字を検索出来るようになる 横断検索も行えるため、大量の書籍から探したい単語を一瞬で見つけられる |
各種電子書籍端末最適化 | 80円/冊 | 希望の電子書籍端末に最適化するオプション 元PDFデータと合わせて納品 最適化対象機種 iPad,iPad mini,Kindle, iPhone,各種Android端末, Sony Reader,NOOK, GALAPAGOS etc… |
JPGファイル化 | 80円/冊 | JPGファイルの形で、1冊毎にzipファイルに圧縮して納品 元PDFデータと合わせて納品 |
納期プラン
スキャンピーでは、納期に応じて以下のプランを提供しています。
プラン | 納期 | 料金(税抜) | 詳細 |
特急便 | 2日以内 | 追加料金 +100円/冊 | 入金翌日に納品 最大1000冊まで受付 |
7日便 | 7日 | 追加料金 +50円/冊 | 入金から7日以内納品 |
通常便 | 25日 | 追加料金 なし | ・1〜100冊 |
40日 | ・101〜200冊 | ||
50日 | ・201〜500冊 | ||
60日 | ・501冊以上 |
納品方法
スキャンピーでは、以下の納品方法を選択できます。
プラン | 料金(税抜) | 詳細 |
ダウンロード納品 | 無料 | メールでパスワードで保護された専用のダウンロードURLを送信 PC、スマートフォン、タブレットでダウンロード可能 |
DVD-R納品 | 800円 | DVD-Rで納品 枚数に制限なし、何ファイルでも同料金 ※配送料込 ※海外配送(EMS)は+1000円 |
USB納品 | 1500円 | USBメモリで納品 何ファイルでも同料金 ※配送料込 ファイルサイズは16GB〜サイズ無制限 |
本の冊数、プラン、オプション、納期、納品方法によって金額が変わるので料金シミュレーターで確認ができます。
申込前に実際にかかる金額の確認ができるのは助かりますね。
注文から納品までの流れ
スキャンピーの注文から納品までの流れをステップごとに分かりやすくご紹介します。
初めての方でも安心して利用できます。
発注フォームから申し込み
希望のサービスを選択
「本の電子化」「書類・名刺・ハガキの電子化」から選択
名前・フリガナ・メールアドレス・住所を入力
スキャンしたい冊数を入力
納期プランを入力
以下から選択
- 通常便【25日】+0円
- 7日便【7日】+55円/冊(税込)
- 特急便【2日】+110円/冊(税込)
- 2種に納期を分ける
支払い方法を選択
「銀行振込」「PayPal決済」から選択
納品方法を選択
「ダウンロード納品」「DVD-R納品」「USBメモリ納品」から選択
希望のオプションを選択
- カラースキャンオプション
- その他オプション
同意をして送信
スキャンピーからのメールを確認する
スキャンピーから以下のようなタイトルのメールが2件きます。
「【スキャンピー】ご注文ありがとうございます」
「【スキャンピー】書籍送付先のご連絡となります」
書籍を発送する
発送は3つ方法があり、ひとつひとつ解説します。
料金を支払う
スキャンピーから請求書のメールが届くので、Paypal決済(クレジットカード支払い)、銀行振込、店頭支払い(20冊までのお持ち込み時限定のお支払い方法)のいずれかで支払いをします。
今回、PayPal決算を選んだため、PayPalから請求書メールも来ました。
入金連絡
スキャンピーから入金の確認メールが来ます。
同時に納期(納品日)のお知らせもあります。
納品
希望の納品方法で納品されます。
PDFファイルを希望した場合は、PDFのダウンロードURLとパスワードが記載された納品メールがとどきます。
納品されたデータは30日で削除されてしまうので、削除前にかならず保存するようにしましょう。
まとめ
スキャンピーは、紙の本を電子化が簡単にできるたいへん便利なサービスです。
メリット | デメリット |
収納スペースの解消 本を電子化して、物理的なスペースが不要になった。 | 本が解体されるリスク 再製本できないので、元に戻せない。 |
データの携帯性 スマホやタブレットで本が読めるので、どこでも読書が楽しめる。 | 費用の負担 冊数が多い場合、スキャン料金が高額になる場合があり、発送コストもかかる。 ※店舗への持ち込みや無料集荷サービスを利用すれば発送費用はかからない。 |
情報検索の利便性 OCR機能でキーワード検索が可能になり、必要な情報がすぐに調べられる。 |
解体後、本の返却はないですが、データとして残るので、物質的に部屋のスペースがスッキリしたのが、スキャンピーを利用してみて感じたいちばんのメリットでした。
スキャンピーをおすすめする人 |
ミニマリストを目指す方 本を減らしてすっきりとした生活空間を作りたい人におすすめです。 |
引っ越しや断捨離を計画中の人 本を電子化することで、移動やかたづけがラクになります。 |
効率的な情報管理をしたい人 ビジネス書や資料をデータ化して検索をスムーズにしたい人にもおすすめです。 |
スキャンピーは、収納スペースの悩みを解決し、本を電子化することで利便性を高めることができます。
ミニマリスト生活を目指す人や、効率的に情報を管理したい人は、一度サービスを試してみる価値があります。
気になる人はスキャンピーの公式サイトをチェックして、自分にぴったりのプランで紙の本を電子化してみましょう。