- 「簿記3級の勉強を始めたけれど、なかなか続かない」
- 「最初はやる気があったのに、最近は勉強する気になれない」
- 「仕事や家事で疲れて、勉強を後回しにしてしまう」
簿記3級の勉強を続けていると、このように感じてしまうこともあったりします。
私も簿記3級の勉強を始めたころは、最初からすべてを理解しようとしてしまい、思うように進まないことがありました。
しかし、勉強が続かないときに必要なのは、無理にモチベーションを上げることではありません。
「勉強を始めるハードルを下げて、無理なく続けられる仕組みを作ること」が大切です。
この記事では、簿記3級の勉強が続かない原因と、やる気が出ないときでも勉強を続けるための具体的な対処法を紹介します。
- 簿記3級の勉強が続かない原因
- 勉強のやる気が出ないときの対処法
- 簿記3級の勉強を習慣化するコツ
- 独学で勉強が続かないときの見直し方
簿記3級の勉強が続かないのは「やる気がない」からではない
簿記3級の勉強が続かないからといって、「自分は意志が弱い」と思う必要はまったくありません。
なぜなら、簿記3級では仕訳や勘定科目など、最初は慣れない内容を覚えなくてはいけなく、勉強そのものに負担を感じやすいからです。
とくに仕事や家事などで忙しいときや疲れているときなどに「毎日1時間勉強しよう」とすると、勉強自体が負担になってしまいます。
そこで大切なのが、モチベーションに頼りすぎないことです。
はりぃ「やる気が出たら勉強する」のではなく、以下のように勉強を始めるハードルを下げてみましょう。
- 今日は仕訳を5問だけ
- 10分だけテキストを読む
- 夕食後に15分だけ勉強する
簿記3級の勉強は、一日にたくさん進めるよりも、少しずつ継続することが大切です。
簿記3級の勉強が続かない7つの原因


勉強が続かないときは、「自分は勉強が苦手だから」と考える前に、なぜ続かないのかを振り返ってみましょう。
ここでは、簿記3級の勉強が続かなくなる主な原因を7つ紹介します。
最初から長時間勉強しようとしている
簿記3級の勉強が続かないときは、最初から長時間勉強しようとしないことが大切です。
長時間勉強することを目標にすると、「今日は1時間勉強しなければ」と考えてしまい、勉強を始めることが負担になるからです。
例えば、「毎日1時間勉強する」ではなく、「夕食後に10分だけ仕訳を解く」というように目標に変えてみましょう。
10分なら忙しい日でも勉強しやすく、「とりあえず始めてみよう」となります。



まずは勉強時間を増やすことより、勉強を始めることを優先しましょう。
簿記3級に必要な勉強時間や、1日あたりの勉強時間の目安については、こちらの記事で詳しく解説しています
勉強する時間を決めていない
「時間ができたら勉強しよう」と考えていると、なかなか勉強を始められません。
なぜなら、空いた時間は他の用事に使ってしまいがちだからです。
そこで、「○時になったら勉強する」と時間を固定してみましょう。
例えば、以下のように自分の生活に合わせて学習時間を決めるとよいでしょう。
- 朝食後に15分
- 帰宅後に20分
- 夕食後に15分
- 寝る前に10分
「勉強する時間」を毎日の予定に組み込んでしまえば、勉強するかどうかを毎回考える必要がなくなります。



勉強を習慣にするには、「やる気」よりも「時間を固定すること」が効果的です。
最初から完ぺきに理解しようとしている
簿記3級の勉強では、最初からすべてを完ぺきに理解しようとしないことも大切です。
なぜなら、初めて簿記を勉強する人は、仕訳や勘定科目など分からないことが多く、一度ですべてを理解するのは難しいからです。
テキストを読んで分からないところがあったとしても、「今は分からないけれど、問題を解いたら理解できるかもしれない」と考えて先に進みましょう。
その後、問題集を解いて間違えたところを復習すると、最初に読んだときには分からなかった内容が理解できるようになっています。



「一度で完ぺきに理解する」のではなく、「何度も触れて少しずつ理解する」ことを意識しましょう。
何を勉強すればいいのか分からない
「今日は何を勉強しよう?」と毎回考えていると、それだけで勉強を始めるハードルが高くなります。
テキスト、問題集、仕訳、模擬問題など、やることが多いので、あらかじめ勉強する順番を決めておくことをおすすめします。
- テキストで基礎を学ぶ
- 仕訳を練習する
- 問題集を解く
- 間違えた問題を復習する
- 模擬問題で本番対策をする



「問題集を10問解く」「仕訳を5問解く」など、その日にやる勉強内容を具体的に決めておくと迷わず始められます。
簿記3級の勉強手順に関する記事はこちらで解説しています


勉強内容を毎回考えなくていい状態にすることが、継続しやすくするポイントです。
問題が難しくて嫌になってしまう
簿記3級の勉強では、問題が解けないことが原因で勉強が嫌になることもあります。
しかし、問題を間違えることで自分の苦手な部分が分かります。
例えば仕訳を間違えた場合は、「なぜ間違えたのか」「どの勘定科目で迷ったのか」を確認して、もう一度同じ問題を解いてみましょう。
一回で正解できなくても、繰り返し解くことで少しずつ解けるようになります。



「間違えた=向いていない」ではなく、「間違えた=復習する場所が見つかった」と考えましょう。
勉強する環境に誘惑が多い
勉強を始めても、ついスマホを触ったり、他のことをしてしまう時は、勉強環境を見直してみましょう。
自宅には、誘惑が多いので集中が途切れやすいです。
例えば、「スマホを手の届かない場所に置く」「机の上には必要な教材だけ置く」「図書館やカフェなど場所を変える」などの方法があります。
勉強する環境を整えるだけでも、「勉強しよう」と思ったときにすぐ始めやすくなります。
モチベーションを上げるより、誘惑を減らすことも勉強を続けるための大切な工夫です。
合格までの道のりが遠く感じてしまう
「簿記3級に合格する」という目標だけを見ていると、勉強が長く感じてしまうことがあります。
そこで、大きな目標を小さな目標に分けてみましょう。
例えば、「簿記3級に合格する」という目標を、「今週は仕訳を覚える」「今日は問題集を10問解く」「今から5分だけ勉強する」というように細かく分けます。
小さな目標なら達成したことを実感しやすく、勉強を続けるモチベーションにもつながります。
「合格する」だけを見るのではなく、「今日やること」に目を向けることが大切です。
簿記3級の勉強でやる気が出ないときの対処法7選


勉強を続けるためには、毎日高いモチベーションを維持する必要はありません。
やる気が出ない日でも取り組みやすい方法を7つ紹介します。
「5分だけ」と決めて勉強する
勉強のやる気が出ないときは、「5分だけ勉強する」と決めてみましょう。
最初から30分や1時間を目標にすると、勉強を始めることが面倒になってしまいます。
そこで、「仕訳を1問だけ解く」「テキストを5分だけ読む」など、簡単にできることから始めます。
実際に始めてみると、そのまま10分、20分と案外続けらます。
もちろん、5分でやめても問題ありません。



「勉強をたくさんする」ではなく、「勉強を始める」ことを目標にしましょう。
仕訳を1問だけ解く
簿記3級ならではの方法として、やる気が出ない日は仕訳を1問だけ解くのもおすすめです。
仕訳は簿記3級の基本なので、短時間でも勉強に取り組みやすいからです。
例えば、「今日は仕訳を1問だけ」と決めて、問題を解きます。
正解できたら、もう1問解いてみてもいいでしょう。
間違えた場合も、解説を読んで「なぜ間違えたのか」を確認するだけで立派な勉強になります。



「今日は1問だけ」という小さな目標から始めてみましょう。
勉強した内容を記録する
勉強を続けるためには、自分がどれだけ勉強したのかを記録するのもおすすめです。
勉強時間や問題数を記録すると、「これだけ頑張った」という達成感を得られるからです。
例えば、以下のような簡単な記録でも構いません。
- テキスト20ページ
- 仕訳10問
- 問題集15問
- 勉強時間20分
毎日の勉強内容が積み重なっていくと、「昨日も勉強したから今日もやろう」となります。



勉強を記録して、頑張った成果を見えるようにしてみましょう。
勉強する時間を固定する
「やる気が出たら勉強する」のではなく、「時間になったら勉強する」というルールを作りましょう。
やる気は日によって変わるため、モチベーションだけに頼ると勉強が続きにくくなります。
例えば、「夕食後は15分簿記を勉強する」と決めておけば、毎日同じタイミングで勉強を始められます。
最初は短い時間でも構いません。
慣れてきたら、15分を20分、20分を30分というように少しずつ増やしていきましょう。



無理のない時間から習慣化することが、長く続けるコツです。
勉強する場所を変えてみる
自宅でなかなか集中できないときは、勉強する場所を変えてみましょう。
場所を変えることで気分転換になり、勉強に集中しやすくなります。
例えば、図書館、カフェ、コワーキングスペース、自宅の別の部屋など。
毎回場所を変える必要はありません。
「今日は集中できない」と感じたときの選択肢として、勉強場所を変えてみましょう。



環境を変えるだけで、勉強を始めやすくなることがあります。
スキマ時間を活用する
まとまった勉強時間を確保できない場合は、スキマ時間を活用しましょう。
例えば、以下のような短い時間でも勉強できます。
- 通勤・通学中にテキストを読む
- 休憩時間に仕訳問題を解く
- スマホやタブレットで教材を確認する
- 講義動画を視聴する
とくに電子書籍やタブレットを利用すると、テキストを持ち歩く必要がないのでラクです。



スキマ時間は、メインの勉強を補う時間として活用しましょう。
最初から「休む日」を作る
簿記3級の勉強を毎日休まず続けようとすると、かえって疲れてしまいます。
そんな時のために最初から休む日を決めておく事をおすすめします。
例えば、「月曜日から土曜日は勉強して、日曜日は休む」というように、自分の生活に合わせて休息日を作ります。
忙しくて勉強できない日があっても、「予定どおり休んだ」と考えれば罪悪感を持ちにくくなります。
大切なのは、一日休むことではなく、勉強そのものをやめてしまわないことです。



休むことも勉強を長く続けるための大切な習慣です。
それでも簿記3級の勉強が続かないときは?


ここまで紹介した方法を試しても勉強が続かない場合は、単純に「やる気がない」のではなく、勉強方法そのものが自分に合っていない可能性があります。
独学と通信講座のどちらが自分に合っているか確認したい方はこちらで解説しています


勉強量を減らしてみる
まずは、勉強量を減らしてみましょう。
「毎日1時間」が負担なら、「30分」にする。
それでも難しければ「15分」にする。
さらに「5分」でも構いません。
勉強量を減らすことで、無理なく再スタートできます。
勉強方法を見直してみる
テキストを読んでいるだけで理解できない場合は、問題を解く時間を増やしてみましょう。
「テキストを読む → 問題を解く → 間違えた部分を復習する」という流れにすると覚えやすいです。
教材を増やしすぎない
勉強がうまくいかないと、「もっと分かりやすい教材を探そう」と考えてしまうことがあります。
しかし、教材を増やしすぎると、どの教材を使えばいいのか分からなくなってしまいます。
まずは、基本となるテキストと問題集を決めて、繰り返し使うことをおすすめします。
独学そのものが合っていない可能性もある
「自分で勉強計画を立てるのが苦手」「一人ではなかなか勉強を続けられない」という場合は、独学以外の勉強方法を検討してみてもいいでしょう。
通信講座なら、カリキュラムに沿って勉強を進められるため、「今日は何を勉強すればいい?」と悩む必要がありません。
また、講義動画や質問サポートなどを利用できる講座もあります。
独学にこだわりすぎず、自分が続けやすい勉強方法を選ぶことも、簿記3級合格への近道です。


まとめ
簿記3級の勉強が続かないときは、無理にモチベーションを上げる必要はありません。
まずは、勉強を始めるハードルを下げてみましょう。
- 勉強する時間を固定する
- 最初から完ぺきに理解しようとしない
- 今日やることを具体的に決める
- 間違いを「苦手」ではなく「復習する場所」と考える
- 勉強は5分だけ、仕訳1問だけでもOK
- 勉強を記録して成果を見えるようにする
- 必要なら勉強方法や教材を見直す
- 独学が合わなければ通信講座も検討する
簿記3級の勉強で大切なのは、毎日頑張ることではなく、勉強をやめないことです。
今日は「仕訳を1問だけ」でも構いません。



まずは無理のないところから、簿記3級の勉強を再スタートしてみましょう。
